2009.12.03 Thu 12:10
ある夫婦の話しです。
結婚5年、子供はまだいません。
妻は結婚した時点で会社を退職。
5年間専業主婦をしていましたが、以前勤めていた広告代理店の親友が会社を立ち上げ、広告デザイナ-として一緒 に仕事をして欲しいと要望がきたのでした。
妻の家庭は家計、収入は困ってはいませんでしたが、5年間の専業主婦生活もあきてきており、もう一度デザイナ-として、創造性のある仕事がしたいと夫に訴え、夫も心よく妻の願いを聞いたのでした。
それから、半年。
夫は日々妻の生活、態度等に怒りを覚える日々を過ごしてきたのでした。
何を夫は怒っているのか。
それは、妻が働きだしてからは、妻の帰りが遅く、自分1人で夕食を買ってきて食べたり、先に寝てしまったり味気ない生活をしており、これでは夫婦とは言えないと、彼は怒っているのです。
実際妻は得意先との打ち合わせ、広告デザイナ-としての創作活動に忙しく、家にいる時間が 専業主婦時より極端に少なくなってしまったのでした。
しかし、この事態についてはある程度予想済みで、妻の働くに際して夫には念を入れて確認し ていたことです。
夫はそれでも妻が働くことをOKしたわけですから、妻としては夫がなぜそこまで、自分の帰 りが遅いために怒っているか分かりません。
確かに夕食は作れないものの、掃除、洗濯は週末まとめてしており、夫には負担をかけていま せん。
夫は妻が自分の帰宅時家にいないため、何のために結婚したか分からないと怒っています。
でも、妻もよくよく考えました。
なぜ、妻が家にいないと怒っているのか。
何を期待しているのか。
家にいないと怒っていることは、家にいることを期待しているのだと。
そして、さらに考えました。
妻が一緒にいてくれないと淋しいのだと。
そうです。
夫は会社から帰って1人でいることが淋しかったのです。
この淋しさを意識することなく、本当の気持ちが分からないまま、相手を責めるという態度に 出て、妻が家にいないと怒り、その怒りを正当化するために、何のために結婚したか分からな いと理屈をつけていたのでした。
怒りの背後には悲しみの感情が存在することが多々あります。
でも、多くの人は悲しみの感情を意識していないのです。
結婚5年、子供はまだいません。
妻は結婚した時点で会社を退職。
5年間専業主婦をしていましたが、以前勤めていた広告代理店の親友が会社を立ち上げ、広告デザイナ-として一緒 に仕事をして欲しいと要望がきたのでした。
妻の家庭は家計、収入は困ってはいませんでしたが、5年間の専業主婦生活もあきてきており、もう一度デザイナ-として、創造性のある仕事がしたいと夫に訴え、夫も心よく妻の願いを聞いたのでした。
それから、半年。
夫は日々妻の生活、態度等に怒りを覚える日々を過ごしてきたのでした。
何を夫は怒っているのか。
それは、妻が働きだしてからは、妻の帰りが遅く、自分1人で夕食を買ってきて食べたり、先に寝てしまったり味気ない生活をしており、これでは夫婦とは言えないと、彼は怒っているのです。
実際妻は得意先との打ち合わせ、広告デザイナ-としての創作活動に忙しく、家にいる時間が 専業主婦時より極端に少なくなってしまったのでした。
しかし、この事態についてはある程度予想済みで、妻の働くに際して夫には念を入れて確認し ていたことです。
夫はそれでも妻が働くことをOKしたわけですから、妻としては夫がなぜそこまで、自分の帰 りが遅いために怒っているか分かりません。
確かに夕食は作れないものの、掃除、洗濯は週末まとめてしており、夫には負担をかけていま せん。
夫は妻が自分の帰宅時家にいないため、何のために結婚したか分からないと怒っています。
でも、妻もよくよく考えました。
なぜ、妻が家にいないと怒っているのか。
何を期待しているのか。
家にいないと怒っていることは、家にいることを期待しているのだと。
そして、さらに考えました。
妻が一緒にいてくれないと淋しいのだと。
そうです。
夫は会社から帰って1人でいることが淋しかったのです。
この淋しさを意識することなく、本当の気持ちが分からないまま、相手を責めるという態度に 出て、妻が家にいないと怒り、その怒りを正当化するために、何のために結婚したか分からな いと理屈をつけていたのでした。
怒りの背後には悲しみの感情が存在することが多々あります。
でも、多くの人は悲しみの感情を意識していないのです。